ピアノを独学で始めてみたけど「楽譜が読めない・・・」。そんな方はいらっしゃいませんか?
今回は、初心者でも楽譜が読める方法、挫折せずに進める練習のコツなど、独学でも上達させるための具体的な方法を紹介します。
大人になって始める方も問題なし!仕事や家事など忙しい中でも、ピアノは上手くなりますよ。
【楽譜が読めない】自宅で効率よく練習するコツ
ピアノに集中できる練習環境
ピアノを独学で学ぶとき、快適な練習環境は整っていますか?
質の高い練習をするには、ピアノに集中できる環境はとても大事です。
- テレビや漫画よりも、ピアノ
- ピアノの回りに、余計なものを置かない
- 夜でも練習できるように、専用ライトなど設置
まずは椅子とピアノがあること。ピアノの蓋を開けて練習できるスタイルを作りましょう。
楽譜が読めないと最初から諦めないでください。わからなくてもピアノを弾くこと。試しに下記のYouTubeで簡単に練習できるので、ちょっとずつやっていきましょう。
短時間でもピアノを触って練習
大人は忙しいので、時間がなくて当然です。なので短時間の練習を、毎日コンスタントに行いましょう。
- スケジュールを固定する: 毎日の練習時間を決めて習慣化する
- 練習の質を高める: 練習する曲を事前に選んでおく
- 短いセッションに分ける: 長時間練習するよりも、短い時間を数回に分けて練習する
いきなり最初から最後まで弾かなくてOKです。今日は1ページ部分だけ、明日は2ページから〜みたいな感じ。なんなら2小節だけ〜でも良いです。
右手だけ、左手だけなど、これを積み重ねるのです。
「この曲を00日までに弾く」と目標設定する
ピアノをやりたいと思った動機は「この曲が弾きたい」と目的があったはず。目標を明確にすることで、モチベーションの維持がしやすくなります。
- 今週は1日10分練習する
- (例)宇多田ヒカルの「First Love」マスターする
- 次回の弾きたい曲を見つける
- (例)ヨルシカの「晴る」をマスターする
例えばこんな感じ↑
上記のリストを定期的に更新することで、練習に対するモチベーションを高めることができます。
もし上手くできず遅れている場合は、計画を再設定しましょう。計画通りにこなすよりも、練習の質が大事です。
楽しいピアノ学習のための教材選び
ピアノを独学で学ぶ方のおすすめ教材
「楽譜が読めない・・・教材の選び方がわからない」そんな方でも安心して学べる教材があります。
例えば、「ヤマハミュージックメディア」から出版されている教材はおすすめです。
上記の教材は、全てDVD付きで先生の指導を直接見ながら練習できます。
教材選びのポイントは、自分の学習スタイルに合ったものを選ぶこと。ビジュアルで学びたい方はDVD付き、テキストでじっくり学びたい方は書籍を選ぶと良いでしょう。
また、指番号やドレミが記載されているものも多く、楽譜が読めない方でも大丈夫。もっと効率良くピアノをマスターしないなら、下記の初心者向けの教材もおすすめです。
楽譜が読めない方向けに作られた教材を選ぶ
楽譜が読めない方でもピアノを楽しむことができるように、特別に工夫された教材が数多く存在します。
楽譜を読む必要がない教材は、DVDや動画教材が主流です。DVD教材では、先生が実際に弾きながら説明してくれますし、指番号やドレミが明示されているため、視覚的にも理解しやすくなっています。
- DVD教材は、視覚的な部分で学びやすく先生の実演指導がわかりやすい
- 指番号やドレミが表示されているので、両手になっても戸惑うことなく弾ける
- 収録曲には、クラシックやポップス、映画音楽など様々なジャンルの有名曲が含まれている
楽譜が読めない不安を抱えている方でも、それに見合った教材を選べば、楽しく練習を進めることができます。
ピアノ演奏を楽しむためのアドバイス
【自由に楽しく】好きな曲に挑戦する
ピアノを弾くのにルールはありません。好きな曲に挑戦、自由に楽しく弾けばいいのです。
ピアノの音色は癒し効果があります。好きな曲をピアノで演奏できるようになると、意欲も湧きますしリラックスもできます。
- 曲の選定:「弾きたい」と心から楽しめる曲を選びましょう
- 段階的な学習:レベル1から始め、レベル2〜3など徐々に難易度を上げていく
- リソースの活用:YouTubeやDVDなど、視覚的に学べる教材を活用する
ピアノに対する愛着が深まり、独学でも少しずつ弾けるようになります。
上手くいく、いかないは「音」でわかる
ピアノは演奏者の内面や感情、個性を音として表現します。
ピアノの音色は性格で変わるとも言われ、イライラしながら弾いていたら雑音のような音しか出ません。逆に美しい音を出す人には共通する特徴があります。
美しい音も人によって違うので、自分だけの美しい音色を出していきましょう。
美しい音を出すポイント- 感情を音に乗せるイメージトレーニング
- 美しい音色を出すための指やタッチ感、音楽の理解
- 自分の好きな曲やスタイルを見つけ、楽しむこと
例えば、2人が同じ曲を弾いた場合、個々の弾き方やメロディーが全く違います。
一番わかりやすいのは上手かったどうか・・・ですが、そこは対象ではありません。鍵盤から奏る音に込める気持ち、この音の違いで聞き手側にもその音色が伝わるのです。
言葉だけでは難しいですが、実際に癒しのピアノや人気曲のピアノバージョンを弾いている動画など、それをいくつか聴けばわかるかと思います。
あなたの耳がもし癒されたら、それが美しい音色を出している証拠となります!
楽譜が読めないことは、決して障壁ではありません。楽譜が読めなくても学習方法、それに合った教材、練習の目標設定などで克服することは可能です。
ピアノを学ぶことは、音楽の旅にでるようなものです。年齢や経験に関わらず、誰にでも開かれた楽しいピアノが待っています。
練習は必要ですし、すぐにクリアはできませんが、ピアノはいつでも待っています。ゆっくりあなただけしか出せないピアノの音、表現を深めていきましょう。
急ぐ必要はありません。少しずつ上達すればOK!積み重ねてきた努力は必ず報われます。(o^-^o)
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