ピアノは全身運動。早い曲や長い曲を弾いていると、指が疲れたり、手首を痛めたりすることがあります。ケガの予防も含め、ストレッチでタコのように、フニャフニャ柔らかくしていきましょう。
【ストレッチしたらどうなる?】手をフニャフニャにしたら弾きやすくなる
ピアノを弾くと手にすごく負担がかかる
当たり前ですが、ピアノを弾きすぎると手が疲れて、ペンも持てないくらいクタクタになります。
ピアノを演奏する前に、手首と指を柔らかくした方が良いですよ。手が硬い状態だとミスタッチが増えて、イラッとすることもあるからね。笑
ストレッチは手首や指の筋肉をほぐし、血液を促進する効果があります。演奏中の疲労を軽減し、長時間弾いてもしんどくない状態にしましょう。
【固い手は弾けない】ストレッチした手はピアノ演奏に最適です
効果は下記の通り
- 演奏の正確さ
- スピード向上
- ケガや疲労を予防
ピアノもスポーツと一緒で、準備運動してから弾くと手の動きが軽快になります。
しかし、ストレッチを行うときは注意が必要です。
- 無理に力を加えない
- 痛みを感じるようなストレッチは避ける
- 正しい姿勢を保ち、ゆっくりと行うこと
無理にやって痛めたら意味ありません。ほどほどにやりましょう。
あと呼吸も大事。深呼吸しながらストレッチをすると、リラックス効果もあります。ヨガみたいな感じ。深呼吸しながら身体を動かすと筋肉が伸びるので、呼吸って大切なんですよ!
【ピアノに必要な準備運動】ストレッチの前に注意すべきこと
ピアノのストレッチを行う前に、下記に注意
- ストレッチ前にウォームアップを行い、ケガのリスクを減らす。 ウォームアップには、軽い運動やストレッチを行うことがおすすめです。
- ストレッチは筋肉を伸ばすことが目的なので、無理な力を加えるとケガの原因に・・。ゆっくり伸ばすこと。
- 痛みや違和感を感じた場合は、ストレッチを中止。 湿布を貼ったり、手を休ませること
上記の注意点を守ることで、ピアノが弾きやすくなります。
ストレッチの例として、ヨガを取り入れた運動もあります。
【これでフニャフニャになる】手首のストレッチ方法
手首の回転運動
今からすぐにできます。シンプルにこれだけです↓
手首を、時計回りと反時計回りにゆっくりと回転させる
急いでクルクル回転させず、呼吸しながらゆっくり行いましょう。
これも継続が大事。たまにやっても一時的なので、ずっと柔らかい状態を保ちたいなら毎日することが大切です。
手首の伸ばし運動
手首の伸ばし運動はストレッチ方法は、下記の通り
- 手首を前方に伸ばす:まっすぐに立ち、片手で反対の手首を掴みます。ゆっくりと手首を前方に引っ張り、10秒間キープ
- 手首を後方に伸ばす:まっすぐに立ち、片手で反対の手首を掴みます。ゆっくりと手首を後方に引っ張り、10秒間キープ
- 手首を横方向に伸ばす:まっすぐに立ち、片手で反対の手首を掴みます。ゆっくりと手首を横方向に引っ張り、10秒間キープ
手首の伸ばし運動を行うことで、手首の可動域が広がり、指の動きがスムーズになります。
【ミスタッチを防ぐ】指のストレッチ方法
【指の開閉運動】指もフニャフニャにしよう
指の開閉運動は、指の柔軟性アップ、指の関節を強化する効果があります。
指の開閉運動ポイント- グーパーグーパーをゆっくり繰り返す
- 背筋を伸ばし、肩や腕の力を抜いた状態で行う
- 深呼吸を意識して行うことで、リラックス効果を高める
手首の運動と同様になりますが、ゆっくり呼吸をしながら行うことで、柔軟性を高められます。
指の伸ばし運動
指の伸ばし運動は、指の関節と筋肉の柔軟性を向上させます。指の伸ばし運動の方法は、下記の通り
運動名 | 手順 |
---|---|
1. 人差し指から小指までを順番に伸ばす | 手のひらを上に向け、指を一本ずつ順番にゆっくりと伸ばします。 |
2. 全ての指を同時に伸ばす | 手のひらを上に向け、全ての指を同時にゆっくりと伸ばします。 |
普段、冷え性の方はピアノが弾きにくいはず。指を温めると弾きやすくなるので、温めながら伸ばしていきましょう。
指のマッサージ
指のマッサージは、下記手順で行うことができます。
- 親指を使って、他の指を軽く揉みほぐす
- 指の付け根から指先に向かって、ゆっくりと圧をかけながらマッサージ
- 指の関節を軽く回しながら、指の筋肉をほぐす
力を入れすぎずに優しくやっていくことがポイントです。
ピアノを演奏する前や休憩時に行うことで、突き指などケガ防止に役立ちます。
手はピアノを弾くのに1番重要な身体の一部です。10本の指があることで、色んな音色を出すことができます。弾き終わったら「お疲れさん」・「ありがとう」と言ってあげてください(๑•ᴗ•๑)
【弾きやすい手を目指す】ストレッチの効果を最大化するためのポイント
正しい姿勢を保つ
猫背のままストレッチをすると、首が痛くなります。背筋を伸ばして正しい姿勢でストレッチを行ってください。
正しい姿勢を保つためのポイント
ポイント | 説明 |
---|---|
背筋を伸ばす | 背筋を伸ばし、胸を開いて座る。(ちょい見上げるような気持ち)上半身の緊張を緩和する |
肩を下げる | 肩をリラックスさせ、力を抜く。手首と指の動きをスムーズにする |
腕を支える | 腕をしっかりと椅子の上に支えることで、安定した姿勢を保つ |
余計な力は抜いて、手首をフニャフニャにしていきましょう。
呼吸に注意する
ピアノのストレッチで呼吸が大切な理由は、下記の通り
- 呼吸は演奏中のリラックスに繋がる
- 深い呼吸は体の緊張を解きほぐす
- 呼吸を意識することで、演奏のリズムやフレーズの流れをコントロールできる
- 呼吸によってエネルギーを補給し、長時間の演奏にも耐えられる
- ストレッチと呼吸の組み合わせによって、体の柔軟性と呼吸力を向上させることができる
身体全体に呼吸を届ける感じで行うと、筋肉が伸びて柔らかくなってきます。
ヨガの先生はいつも「呼吸をして〜」とよく言います。ゆっくり吸ってゆっくり吐く。ゆっくりストレッチを行うことで、ピアノが弾きやすい手に変わっていきます。
呼吸は、睡眠や身体のデトックス効果もあり、人生が変わるほど大切なことですよ。
上手く弾けないな、手が痛いな、手が冷たくて弾けないなと思ったら、ストレッチをして手を柔らかく温めていきましょう。