「ピアノを習いたいけど、レッスンは週1回で足りる?」・「もっと増やした方が良いんじゃないの?」とピアノを初めて習う方にとっては、「?」になると思います。
仕事で忙しくて通えない可能性もあるけど、習いたい気持ちが強かったら、週2〜3回通った方が良いでしょ!・・・て思いますよね。しかし、経験者から言わせていただくと、週1回で十分です。
週1回のレッスンで上達する人もいれば、なかなか弾けない人もいるのも事実。今回は、「週1回のレッスンで上達する人」と「週1回のレッスンで伸び悩む人」の違いをチェックリスト形式で解説します。
「頑張っているのに全然上達しない…」と凹んでいる方、限られたレッスンの中で確実に上達したい方は必見です。
最低やるべきことは、やっぱり「努力」と「継続」ですよ!
【週1回のピアノレッスン】上達する人の特徴チェックリスト5つ
1. 毎日少しでもピアノに触れている
ピアノの上達は、「毎日ピアノの鍵盤に触れる」。結局ここです。これが大事なのです。
「忙しいから今日は練習なし」なんてしません。毎日ピアノに触れて、指の感覚を維持することが、上達へとつながります。
どうしても仕事やプライベートで忙しくてピアノが弾けない日は、もちろんあるでしょう。でも朝出勤する前(5分)、や寝る前など(5〜10分)決まった時間に、ピアノを弾くルーティーンは作れます。5分でも良いのです。無理なく続けられるピアノルーティーンを作ればいいのです。
「今日は左手だけ」・「最初のところだけ」と一部だけ練習でも、全然違います。ここで差が出てくんだよ。
特に初心者の方は、1日でも鍵盤から離れると、せっかく覚えた指感覚が薄れてしまいがち。だからこそ、毎日ピアノに触れることが、超絶大事なのです!
2. レッスンの前に「今日の目標」を決めている
上達する人は、レッスンを受ける前に「今日は何を学びたいのか?」・「どうやったら00の部分が弾けるようになるのか、先生に聞く!」と目的を明確にしています。
目標がないままレッスンを受けると、先生の指示に流されるだけ。(まぁそれでもスキルは習得できますが・・・)「これが知りたい!」と目的があると、意識的に学ぶことができるので、ピアノが弾けるスピードも早くなります。
また、レッスン前に目標を決めておくと、先生もやりやすいので、双方メリットあり。私の場合、「「モーツァルトのピアノ・ソナタ ニ長調」が弾きたいです。」と事前に伝えていたので、それに向けて、色んなアドバイスをいただきました。
ちなみに「モーツァルトのピアノ・ソナタ ニ長調」とは、どんな曲か?「のだめカンタービレ」でのだめがヨーロッパのリサイタルで弾いていた曲です!
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人は目標があると、自主的に行動します。私も早くマスターしたい気持ちが強く、コツコツ練習していました。「次回までに○○を改善しよう」とピアノに対する意識がすんごく変わりますよ。
3. 「音楽を聴く時間」を作っている
楽器を弾く時間だけでなく、音楽を聴く時間も大切にしています。
- どんなリズムなのか
- メロディーの流れを知る
- 何回も聴いて、先に覚える
ただ何となく聴かず、弾く前から予習として学ぶこともできます。
「音感」や「リズム感」は、耳からの情報がほとんど。ここは「耳=聴く」が大事なんですよね。YouTubeでプロの演奏を聴いたり、「この部分はどう弾いているのか」と考えながら聴くと、演奏の参考になります。
勉強として、色んなジャンルの音楽を聴くこともおすすめ。ジャズやポップス、映画のサントラなど、異なるスタイルの音楽に聴くと、表現の幅が広がります。
好きなJ-pop曲のピアノバージョンを聴いてみると、かなり参考になるはず。Amazon music unlimitedで検索すると、たくさん出てくるので一度聴いてみてください♪
4. ミスタッチをそのまま放置しない
頑張って練習して弾いていても、ミスタッチは必ずします。しかし、上達する人はそのミスタッチを放置せず、正しく修正します。
間違えたまま弾いていると、指が覚えちゃうし、後で修正するのが大変になるからね。指の修正って頭ではわかっていても、染み込んだらなかなか直せないから注意だよ。
対策としては、間違えた箇所をピンポイントで練習すること。その部分だけをゆっくり弾いて指の動きを確認って感じです。「なぜ間違えたのか」を考え、指使いを見直すのも大切です。
あと、「間違えた音を、すぐに正しい音で弾き直す」というクセをつけると、修正能力が身につきます。「間違えた」と気づいたら、正しい音に弾き直す。指もまだ覚えていないので、ミスタッチの定着を防げます。
ミスタッチをしすぎると、イラッとしちゃうのも事実。ミスタッチを減らすことは、演奏の安定感につながり、自信を持って弾けるようになるポイントになります。
5. 「ながら練習」を取り入れている
ピアノの前に座っている時間だけでなく、「ながら練習」でピアノスキルを上げる方法もあります。
- 譜面を見ながら、頭の中で弾いてみる
- リズムを指でトントン叩いてみる
- 課題曲を聴いて、耳から覚えていく
上記の通り、ピアノが目の前になくてもできることがあります。
実際に鍵盤を触らなくても、頭の中で指の動きをイメトレする感じ。頭の中で先にピアノを弾いて、指使いがスムーズに動かせるように予習しとくのです。
また、「歌詞がある曲なら、歌いながらメロディーを覚える」なども効果的。こうした「ながら練習」を取り入れることで、ピアノを弾く時間がなくても、ピアノに関する勉強ができます。
【週1回のピアノレッスン】伸び悩む人の特徴チェックリスト5つ
1. レッスンの内容を覚えていないまま帰宅する
人間にとって致命的なところは、レッスン中に先生のアドバイスを聞いて「なるほど!」と思っても、いざ家で練習しようとすると「何だったけ?」と忘れてしまうこと。人は忘れる動物です。
教わった内容をスポンと忘れて、次の練習時に「あれ?これで合ってるのかな?」と曖昧なまま弾いてしまう。結果、間違った練習をしてしまい、停滞してしまう。これが伸び悩む人の特徴です。
対策法としては、レッスン中にしっかりメモを取ること。楽譜に書き込むんだら、忘れにくくなります。
- 苦手な部分を改善する練習の仕方
- 強弱を意識するポイント
- ミスタッチしやすい部分は赤丸をつけるなど
先生の弾き方やアドバイスを後で聞き返すことで、理解が深まります。
先生も楽譜に「ここは大事!」とアドバイスしながら書き込んでくれると思うけど、物足りなかったら、自分自身も楽譜で書き込んで覚えることも必要だね。
レッスン後、お家に帰ってメモを見返したり、教わったことを復習して弾くと、記憶が定着しやすくなります。帰ったら、もう一回弾いてみる!これです。
2. 弾けない理由を「センスがない」と決めつける
センスがないんじゃないです。できない理由を探して、「センスがない」と自分自身で決めつけているのです。
うまく弾けない原因を「才能の問題」ではありません。ピアノの上達はセンスよりも「正しい練習の積み重ね」です!
弾けない理由ばかり探していたら、どんどん弾けなくなり、ピアノから離れてしまいます。
ピアノでつまずいてしまう原因は、「指の使い方」・「リズムの取り方」・「テンポのコントロール」が一番多め。上達する人は「どこが難しいのか?」を考えます。逆に、伸び悩む人は考えず「向いてない」と諦めがちです。
自分で解決できなかったら、ピアノのプロ=先生に聞いたら一発で解決するよ。
もし「センスがない」と感じるなら、まずは「今はできないだけ」と考えましょう。先生に「なぜ弾けないのか?」を聞いて、弾けるようになる練習方法を教えてもらうのがおすすめです。これが一番の近道ですよ。
大切なのは、「できるようになる方法」を見つけて取り組むことです。
3. 間違えても気にせず弾き続ける
練習中にミスをしても、そのまま弾き続けて「はい。終了」と練習を終わらせること。確かに、「とりあえず最後まで通す」という練習もあります。それも大事です。しかし、間違いをそのまま放置すると、ミスしたまま指が覚えてしまいます。
「まあ、いいか」と流してしまいがちで、結果、同じミスを繰り返す悪循環。一度覚えた指の修正って、意外に直しにくいんですよ。(私も経験あり)
ここで放置せず、ちゃんと修正できる人は、上達する人です。
- ミスした部分を繰り返しゆっくり練習する
- 指の動きを見直す
- リズムを分解して確認する
最初から最後まで通しで弾くこともアリですが、まだ未完成な場合は、「部分練習」の方が効果的。苦手な部分だけ集中して練習すると、確実に上達できます。
通しで弾いたら、間違いがあっても放置しがちですが、ミスを修正する意識が、上達=スキルアップにつながります。ピアノは忍耐力も大事ですよ。
4. レッスンの日しかピアノに触らない
「レッスンは楽しいけど、家ではなかなか練習できない…」という人は要注意。いや、これではピアノは99%上達しません。
レッスンの日しかピアノを触らないってことは週1回しか触ってないってこと。それは上達の見込みはゼロ。アウトです。
レッスンの日だけピアノを弾くというスタイルでは、「前回の復習」で終わってしまい、新しいことを学ぶ余裕がありません。結果、上達の見込みはなく、「なかなか弾けるようにならない…」と感じてしまうのです。
いやこれは自業自得だよ。ピアノは、毎日の積み重ねで上手くなっていくもの。毎日練習できなくても、少しでも鍵盤に触れる時間を作らないと難しいよ。
忙しい日は「片手だけ練習する」・「ゆっくり弾いてテンポを理解する」など、短時間でもピアノに向き合う習慣をつけるべき!習慣が身に付いたら、自然とピアノを弾き、積み重ねができるようにないrます。
実際に弾けない日があっても、「楽譜を見ながら頭の中で音をイメージ」・「音源を聴いてフレーズを覚える」など、ピアノに関わる時間を作ることは可能です。
5. 「時間がないから」と練習ゼロの日が多い
「今日は忙しいから、練習はまた今度…」いや、その今度っていつですか?その今度がどんどん先延ばしになっていく可能性があります。
レッスンの日しかピアノを触らないってことは週1回しか触ってないってこと。それは上達の見込みはゼロです。
「時間がないからやらない」では上達しません。伸び悩む人は「まとまった時間がないと練習できない」と考えがちですが、上達する人は「5分でもいいからやる」ことを習慣にしています。
ここなのよ!ここ!!できる人、できない人の差は、ここで開くのよ!!(強調)
「今日はこのフレーズだけ」・「右手だけ弾く」・「リズムだけ練習する」など、短時間でできることは、たくさんあります。
通勤中に楽譜を眺めたり、音源を聴いたりするだけでも、ピアノの上達に欠かせない要素。大切なのは、「ゼロの日をなくすこと」。1日5分でも続けることで、伸び悩むことがなくなります。
【まとめ:結局は積み重ね】週1回のレッスンでも工夫次第で上達は可能!ピアノレッスンが週1回でも上達するかどうかは、レッスン以外の時間の使い方、あとは積み重ねです。
上達する人は、レッスン後、先生のアドバイスを忘れずメモしたり、苦手な部分を重点的に練習したりなど復習。また鍵盤に触れない日でも、指の動きをイメトレしたり、楽譜を見て頭の中で演奏するなど、感覚を忘れないようにしています。5分だけでも弾く習慣を身につけるのも大事!
逆にピアノ上達に伸び悩む人は、ほとんどピアノを弾かない、苦手な部分をそのままにする(指の修正が困難)、レッスンで聞いたアドバイスを忘れてしまう傾向があり。これじゃあ毎回のレッスンが「リセット状態」。上達は厳しいね。
「毎日1時間ピアノを弾かなければ上達はできません!」ではないのです。毎日5分〜10分、休みの日は30分弾く!弾けない日は、音源を聴いたり、楽譜を見てイメトレしたり、できることはあります。
ピアノを弾く、聴く、考える習慣をつける。この継続、積み重ねが上達する人の特徴です。
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