子供にピアノを習わせたい。ピアノのレッスンは優しく、楽しく、ルンルンレッスン♬
もちろん、それで課題曲をクリアできれば良いですが、現実はそんなに甘くありません。
- どんなレッスン内容で教えているのか
- どうやって指導しているのか
- 先生によって違いはあるのか
色々気になると思います。
今回は、私がスパルタ先生から学んだレッスン内容を紹介。
はっきり言って、厳しいのは当たり前。泣くことで成長し、ピアノは上達します。もぉ本当にしんどかったです。笑
ですが、ピアノの先生が全員こんなに厳しくレッスンするということはありません。優しい先生もどこかにいるはずなので、あくまで参考程度にどうぞ。
キーポイント【厳しいのは当たり前】6年間学んで感じた、私とピアノの成長日記
- 1年:バイエルを中心に楽しく練習
- 2年:1年と同様、他の楽譜も使いながら楽しく練習
- 3年:バイエル下巻に苦戦しながらも、なんとか完結
- 4年:ブルグミュラー・ツェルニー・ハノンあたりを経験
- 5年:4年と同様。+ソナチネも加わり、さらに苦戦
- 6年:ツェルニー・ソナチネ・ハノン・他本を併用し。出来なくても開き直り、無心で練習。そして卒業
最初は本が1冊だったのが、2冊、3冊、4冊と増え、課題曲の勉強をたくさん出てきた頃から、スランプに入りはじめました。
ちなみに、私は他の習い事もしており、忙しい毎日を送る中、ピアノの課題曲はどんどん難しくなり、練習もしないままレッスンを受けるようにな・・・。結果、毎回怒られながらレッスンを受けていました。
ピアノを弾きながら受けたレッスン内容
こちらもザックリですが、下記の通り
- 指の使い方があっているか確認
- リズムの取り方(あっていなかったら、自分の太ももを叩いて確認)
- 課題曲をフルで弾く(間違っても止まらず通す)
- 時間があったら、新しい課題曲を初見(とにかく弾く)
基本的この繰り返し
たまに、ピアノ以外のレッスンもあり。五線ノートに音符を書いて、上下の五線に4分の4拍子・8分の4拍子で音符を書くレッスンもありました。机に座って勉強するスタイルですね。
当時、これがさっぱりわからずいつも怒られてました。笑
難関1:子供のバイエル(下巻)
子供のバイエル上巻は、大きな音符と動物の絵が中心に描かれており、そんなに練習しなくてもクリアできる内容。楽しくレッスンを受けていました。
しかし、下巻から突然難易度アップ。音符の量が多くなり、複雑化してきます。
譜読みする量が多くなるので、リズムや読解力のボリュームが急に多くなりました。
難関2:ツェルニー
ツェルニーは一言で言えば、右手の動きが鬼のように早く、右手だけ音符が多いのが特徴です。
- 初級から上級向きの練習曲
- 単調な曲が多め
- 右手の動きが多く、全集中していないと必ずミスしてしまう
正直、あまり好きではありませんでした。笑
先生の前ではこんなこと死んでも言えませんが、この単調な曲をバカにしていたのが、スランプにつながったのかなと思います。。
【スランプは4年生】厳しすぎるレッスンに泣く(´;д;`)
- ツェルニー
- ハノン
上記はハノンの一部曲↑(クラシックピアノ名曲110から抜粋)
ハノンは指を鍛えるトレーニング。最初は普通に進めていましたが、だんだん難しくなると、思い通りに指が回らず、しばらく同じ曲を繰り返していました。。
- 曲の変化に対応できない
- 何回やってもリズムがわからない
- フラット・シャープ・ナチュラルの記号がとにかくうざい
楽譜に書かれているたくさんの記号に大パニック。
先生に背中を叩かれながら、必死にリズムを読み解く特訓をさせられていました。(今だったらこれはパワハラですかね?笑)
「もうイヤだ」と何回も口にしていましたが休まずに、怒られレッスンの繰り返し。やっぱ無意識にピアノが好きだったのもあり、マイペースながらもなんとか課題曲をこなしていきました。。
今はYouTubeや電子ピアノにツェルニーやハノンの曲が内蔵されています。まずは弾かずに何回も聴き、頭に落とし込んでから練習するのが良いでしょう。
どうやって克服したか?
とにかく練習。もうこれに尽きます。
さずがに毎回弾いていたら、リズム・音がわかってきます。どんなに時間がかかってもとにかく練習あるのみ。逆上がりができるまで、何回も練習するような感じです。
あと先生は「どうして練習しなかったの?」と聞いてきませんでした。怒る内容は、全てピアノのことだけ。練習しろとかお母さんに言いつけるとか、そういう説教が一切なかったので、諦めなかった要因はそこも大きかったかなと思います。
難曲だと約1ヶ月くらい弾いていたこともありました。ネバーギブアップです!(`・д・´)ノ
【厳しいレッスンが実を結ぶ】ピアノから学んだ3つの成長
上手く弾けなかったり、泣きながら弾いたり色々ありましたが、ピアノから学んだことは下記の3つ
- 度胸・・・人前で演奏するので、緊張しなくなる
- 音感・・・耳コピで、その曲が一通りわかるようになる
- 達成感・・1曲を何週間もかけて練習するので、毎回味わえる
度胸
人前で演奏しても全く動じない鉄の心臓は、ここで培われました。
ピアノ弾く前って、シーンとしていますよね。自分のために周囲が雑音を消してくれている空間。あれが一番緊張するんですよね。でも大丈夫。慣れたら、そんなのどうでもよくなくなります。
おかげでピアノを辞めても、この感覚は高校生になっても健在でした。
音感
映画で流れたサウンドトラック、テレビのCMで流れた曲など、耳だけで聴いた曲をそのままピアノで弾ける音感を持てるようになりました。
これはピアノをやっている人しかわかりません。ピアノの音を聴く力が養われ、徐々に音感もわかるとうになります。子供のころ「なんでわかるの?」と、友達に言われるのが嬉しかったですね。
天才の方は雑音の音もわかるみたいですが、私は凡人はそこまでの絶対音感はありません。
達成感
ピアノの発表会はもちろん、大人になって絡も言えることですが、独学で練習した曲を最後まで弾けたら、全身筋肉痛になるくらいのキツイ筋トレをこなしたくらい達成感を味わえます。(スイマセン。ちょっと表現がイマイチかも・・)
私は早い曲を高速で弾くのが好きなので、上手い下手に関わらず、自分に酔いしれて弾くことがよくありました。笑
他にもあります。
- 自信
- 記憶力
- 持続力
- 読譜力
記憶力に関しては、楽譜を見ずに弾ける曲は数曲あります。
毎日テレビを見たり、ゲームをする時間をピアノにあててください。ピアノは色んな能力をつけてくれます。最初は弾けなくて当然。でも練習したら必ずクリアできます。これはゲームと一緒ですよ。
ピアノはトップ3に入る人気の習い事。そして必ずお披露目の場所では、主役になれます。
目に見えない感覚を養うからこそ、今でも人気の習い事として、ピアノは惹きつける魅力があるんじゃないかと思います。
楽器の王様はピアノです。続ける際は王様と仲良く接してみてください♬
関連記事