大人からピアノを再開することは、新たな趣味であり、良い機会になります。
ブランクが長すぎたのか、手が動かない・・・。あれ?全然弾けないんだけど・・・。
もしかしたら、こんな状態かも知れません。
今回は、大人がピアノを楽しく再開するための方法を紹介。仕事終わりの夜間練習から発表会での演奏曲選び、ピアノ三昧の週末の過ごし方、練習における身体の不調への対処方法まで解説していきます。
【大人からピアノ再開】夜間のピアノ練習
部屋の環境を快適にする
夜間のピアノ練習では、演奏しやすい快適な環境を用意するのがベスト。暑い時期、寒い時期、それぞれ練習しやすい環境を整えましょう。
- 練習を始める30分前にはエアコンをつける
- 冬の時期なら、足元にカイロやレッグウォーマーを用意
- ハンドクリームで指先の保湿をする(これは一年中)
音漏れが心配な場合は、ヘッドホンも用意しといた方がいいですね。
部屋に防音室が作れなくても、小さなアイテムで音漏れを防ぐ方法はあります。詳しくは、【ピアノに防音室は必要?】必要だが、部屋に用意するのは不可能【対策:音漏れを防ぐアイテム3つ】をご参考ください。
対策をしっかり行い、夏場でも冬場でも、快適にピアノ練習を楽しむことが大切です。
一年中、手足が冷える方は冷え性対策をしよう
夜間のピアノ練習は、特に冷え性の方にとって室温管理が大事です。
冷え性の人間にとっては、指を温めないと本当にピアノが弾けません・・・。クーラーを効かせすぎたら手足が冷えますし、暖房を効かせすぎたら暑いですし、体調管理って難しいすね。
エアコンに頼るだけでなく、冷え性対策として下記アイテムも兼用しましょう。
- 足元専用の暖房器具を使用する(例えば電気カーペットや足温器など)
- 携帯用のカイロを活用して、常に身体を温かく保つ
- レッグウォーマーやもこもこスリッパを着用して、足元から身体を温める
- 練習前には温かい飲み物を用意し、身体の内側から温める
夏の時期だったら、冷たい飲み物ばかり飲まず、あえて温かいハーブティーやお茶を飲んだ方が良いですね。
冷え性対策で手を温かくさせて、実りのある練習時間を作っていきましょう。
【冬の季節は必須】乾燥対策
乾燥する季節は、体調や手にも影響してきます。
手の乾燥を防いで、快適な練習環境を維持するには、加湿器が必須!加湿器の使用は、乾燥対策の基本となりますが、その他にもいくつかの方法があります。
ナイトケア手袋の使用は、手の乾燥を防ぎながら、練習を続けることができる効果的な方法の一つです。(ちょっと弾きにくいですが、あなたは手は守れますよ!)
冬の季節は、手がカサカサしたり、ハーって息を吹きかけても寒いのが日常。色んなアイテムを使って、手を温めてピアノに触れましょう。
基礎トレーニングから始める
ピアノを久しぶりに再開する大人にとって、基礎トレーニングから指を慣らしていく必要があります。
しばらくピアノを離れていた指は、もうカチカチのはず。指の柔軟性や筋力を取り戻すためには、地道に練習するしかありませんよ。
指を柔らかくしないと、突き指したり怪我する可能性もあるので、ハノンから指の体操をした方が良いですよ。
また始めるときは、初心者レベルの曲から始め、徐々に難易度を上げていくことで、無理なくスキルアップを目指すことができます。
【退屈な休日が、忙しく楽しい休日に♪】ピアノ三昧の週末
【人前で披露する】発表会と弾き合い会に参加
発表会や弾き合い会は、ピアノを再開する側にとって、楽しみながらスキルを磨く絶好の機会です。
久しぶりに始めたピアノを披露するのは良い機会ですし、会社以外のピアノ友達=ピア友との交流を深めることができます。
互いの演奏を聴き合って、感想を共有したり、刺激を受けたりなど、演奏技術だけでなく、音楽を通じたコミュニケーション能力も高められます。
発表会や弾き合い会に参加するポイント- ピアノ教室のイベントに参加する
- SNSでピアノ発表会を探す
- 発表会ではないが、ストリートピアノで腕前を披露する
上手い下手など比較はせず、ピアノを弾いて楽しんでいる自分自身に意識を向けてください。有限ある時間の中で、ピアノを弾いているってすごく幸せじゃないですか♪
【季節をテーマ】ピアノと自然の楽しみ方
1つの案ですが、モチベを維持するために季節に合わせた曲を選択するのはアリだと思います。
季節感を感じながら、その季節の曲を演奏しつつ、昔の思い出なり、ピアノの発表会などで披露できる曲を選択したすくなるので、おすすめですよ。
楽しいピアノの練習には、自然を感じる曲の選び方が重要です。
- 自然をテーマにしたクラシック曲
- 好きなアーティストの春夏秋冬で流行った曲
- 自然界の生き物を題材にした曲
皆さんにとって青春の曲、季節を感じる曲は何でしょうか?
好きな曲は過去の思い出として、よく残っているよね♪聴くだけでもテンション上がるし、演奏したらさらにモチベアップするなぁ♪
個人的ですが、私が季節を感じる曲、青春の曲をまとめると下記の通り
- 春:アンジェラ・アキさんの「サクラ色」
- 夏:桑田佳祐さんの「波乗りジョニー」
- 秋:鬼塚ちひろさんの「月光」
- 冬:桑田佳祐さんの「白い恋人達」
ちなみに高校時代の音楽のテストで、鬼塚ちひろさんの「月光」を弾きました。
かなり緊張してミスもしましたが、通知表では「5」を頂いたので、まぁ良しとします。笑
楽譜が欲しい方は、ここからどうぞ
演奏曲の選び方
ピアノを再開するとき、何を弾くか?特にルールや制限はありません。自分の好きな曲を選びましょう。
邦楽でも洋楽でもOK!あなたがピアノを再開した理由は、何ですか?再開した理由は、弾きたい曲があったはずです。まずはその曲を演奏できるように頑張りましょう!
今のピアノスキルを把握し、少しずつレベルアップできる曲を選ぶことが成長への近道です。
- 好きなジャンルを明確にする
- レベルに合った曲を選ぶ
- 練習に必要な時間と自分の生活スタイルを調整する
「この曲を弾くために、ピアノを再開したんだ!」と思う最適な曲を見つけましょう。
ちなみにクラシックや洋楽など、幅広く探している方はこちらもご参考ください↓
【ピアノ再開はチャレンジと一歩の勇気】大人からまた成長できる
【再開の動機は何でもいい】チャレンジ精神は素晴らしい
大人からまたピアノにチャレンジするって、ほとんどの人はしません。
大人になったら会社と家の往復。あとは散財したり、美味しいもの食べたり、旅行行ったりと・・・。何かを始めるって社会人になってからは、大きな決断とエネルギーが必要なのです。だからすごいんですよ!
一時は、家庭の事情で離れたものの、再び音楽と向き合いたいという強い願望、また自分自身の成長や新たな趣味を見つけたいという思いも、大人ピアノの再開を後押ししています。
退屈な休日から、実りのある休日に変わるし、やりたいことが決まっているから精神的な充実感を得る絶好の機会だね。
日曜日の夕方になったら「あ〜また仕事か」と憂鬱になっていた日常も、やりたいことがあれば憂鬱になるヒマもありません。
「明日から月曜日だけど、仕事終わったらまた練習だな」と楽しい出来事が増えるので、ワクワクする日常に変わりますよ!
【自分で考える】独学での挑戦と成長の証
ピアノを独学で学ぶ場合、自己発見と自己成長の旅に出るようなものです。
ピアノを独学で学ぶことは、自分のペースで学習を進めることができます。 しかし、わからないことや解決できない問題が必ず出てきます。上手く弾けない、リズムはあっているのかなど、誰かに確認してほしいなと思うことがあるでしょう。
そんな時は、ピアノ教室に行って先生に相談するのが一番手っ取り早いです。音楽の世界はペーパーテストでわかるようなものではなく、耳と頭と手を使って感覚で理解する世界。誰かに確認してもらうなら、先生に聴いてもらって答えを頂くのが確実ですね。
ピアノ教室以外にも、解決法のアイテムは下記の通り
- ピアノのオンライン講座
- ピアノ学習用のアプリ
- ピアノ関連の教材(DVDなど)
上記を活用することで、独学でも問題をクリアし、挑戦を乗り越えることができます。
大人がピアノを再開することは、新しい時間の過ごし方と挑戦のスタートでもあります。
ピアノを生活の一部として習慣付けたら、新たな発見や成長の機会を感じるかも♪退屈でネガティブなことしか考えなかった日常が、一気に変わりますよ!
どんなに小さな一歩でも、ピアノに向かうその勇気が、あなたの人生に新たな1ページを加えることになります。ピアノのページをたくさん作っていきましょう!
ピアノ再開に必要なアイテムと演奏曲一覧