「ピアノの時間だから、さっさと練習しなさい」とガミガミいっても、子供は毎日練習しません。
そんなことを言うと、100%逆効果。もっと練習しなくなります。子供は好奇心旺盛なので、ピアノのことを常に第一優先に考えていることはありません。レッスンよりも遊びですね。
では学校の宿題や行事、他の習い事をやっていたら、ピアノの毎日練習はやっぱり不可能なのか?いいえ、毎日練習ができる方法はあります。
結論から言うと、短時間=10分でも良いのでピアノに触れる習慣をつけること。逆に長時間練習は長続きしません。短時間なら毎日練習を継続することは可能です。
【子供がピアノに夢中になる】練習習慣を楽しく身につける秘訣
毎日少しずつの積み重ね
ピアノを上手く弾けるようになる秘訣は、1つのみ。毎日少しずつ続けることです。
1日10分でも良いので、毎日ピアノに触れること。歯磨きやお風呂と同じように、ピアノも生活の一部に組み込むと、自然と習慣化されます。
10分から20分、20分から30分と増えていったら大歓迎。少しでもピアノに触れて練習することで、どんどん上手くなり、習慣化してきます。
【毎日練習】ピアノ時間の固定化
「毎日00分ピアノを弾く」と時間を決めておくと、習慣化しやすくなります。
- 学校から帰ってきた後
- 夕食前
- 寝る前
上記の通り
毎日同じ時間に練習することで、そのリズム=習慣に慣れてきます。
モーツァルトは深夜に練習していたとか、シュトラウスは午前中に練習していたとか・・・?歴史的なピアニストたちも自分に合った時間を見つけていたそうですよ。
【適度な距離感で】親御さんのサポート
「今日のピアノ、何時からする?」と声をかけたり、練習を見守ったりすることで、子供のやる気を引き出すことができます。
私は基本放置型だったけど、たまに「次の発表会その曲を弾くの?」と声をかけてくれたり、適度な距離感でいつも見守ってくれていました。
あと個人的になりますが、たくさん褒めてあげると、次のやる気につながります。褒めすぎも問題とか言いますが、けなされるよりはマシ。けなされすぎると、多分もうピアノを弾かなくなってきます。
ピアノの練習は、筋トレみたいな感じ。最初は辛いけど、続けることで成果は見えてきます。なので、続けられるようにそっと見守っていてください。
【宿題も習い事もあるけど…】忙しい子供でもピアノを楽しむ方法とは?
短時間でもOK。毎日練習を続ける
学校や他の習い事などしていると、ピアノだけに時間を作るのはなかなか難しいはず。でも、その中でもピアノを続けるためには、短時間でも良いので毎日弾くこと!これだけです。
たった10分でも集中して練習すれば、大きな成果になります。苦手な部分、新しい部分などを繰り返し練習するだけでもOK。毎日やるのと、2日に1回やるのと全然違います。
短時間であっても、続けること。これは将来に向けて、絶対に後悔しない習慣になりますよ。
【スケジュールの工夫】ピアノの時間を調整して、笑顔を増やそう
練習時間を確保するためには、今までのルーティーンにピアノ時間を組み込むことが必要です。
- 朝の時間を活用する
- 学校や仕事の後に練習する
- 週末にまとめて練習する
スケジュールを立てる際には、無理のない範囲で計画を立てることがポイントです。「ピアノの時間」をカレンダーに書き込むと、忘れずに実行しやすくなります。
家族=チームでサポートする
一人ではなかなか難しくても、家族の力で毎日練習を続けることは可能です。
- 宿題があれば、時短で済ませるようにサポートする
- ピアノに集中できる環境を作る
- 練習した後のご褒美を用意しておく
ピアノを第一優先に考えているなら、ピアノに時間を割くようにサポートしてあげましょう。
モチベ安定のためにお菓子を用意してあげたら、さらに嬉しいなぁ♪
短時間でも効果的な練習を心がけ、スケジュールを工夫し、家族の協力を得て、楽しくピアノを続けましょう。
【ピアノ練習を楽しい冒険に!】子供のモチベーションを高める方法
【ピアノで自信満々!】目標設定と達成感を繰り返す
目標を立て、達成感を味わせる経験は、子供時代からやっておくべき。目標をクリアする達成感は、シンプルに爽快な気持ちです。
この経験を繰り返すことで、子供の自信を大いに高めることができます。
例えば「次の発表会でこの曲を弾けるようになる」と目標を掲げたとして、本番で上手くできたとき「やった!できた!」てな感じ。この感覚はとても気持ち良いものがありますよ。
例え失敗したとしても、それも良い経験。私も発表会で、一部ど忘れして頭が真っ白になり、そのまま演奏したことがあります。
結果、しれっと弾いてそのまま終わらせたことあり(笑)演奏を止めずに最後まで弾きました。これもこれで良い思い出です。
【一番有効】ご褒美制度の活用
毎日ピアノを弾くって普通にすごいこと。ご褒美を与えて褒めてあげることも必要です。
- 1週間毎日練習 → 好きなデザート
- 新しい曲をマスター → おもちゃ
- 発表会で演奏 → 家族でお出かけ
上記な感じで、小さなご褒美を設定します。
大人だって「頑張った自分へのご褒美」があると嬉しいですよね?子供も同じです。人はご褒美があるから頑張れるのです。
ピアノを好きでやっていても、たまにはご褒美を与えてやってください。(そんなに高いご褒美じゃなくても良いので・・・。)
【子供が弾きたくなる曲は何?】楽しい曲を選ぶ
子供自身が選んだ曲や楽しんで弾ける曲を選びましょう。
クラシックだけでなく、アニメのテーマソングやJ-popなど、子供が興味を持つ曲をチョイス。ピアノの練習が「宿題」ではなく「遊び」になるように工夫できます。
楽しい曲を弾くと自然と練習時間が増えるので、さらに身が入りますよ。私もアンパンマンのマーチを弾いたときは、めちゃくちゃテンション高かったみたいです。笑
好きな曲を弾いて練習するってレッスンを受けているって感じじゃないんですよね。家でも「早く上手くなりたい」といつもより集中して弾くようになります。
友達と遊ぶよりも「ピアノ」。こうなると、優先順位をピアノにして行動するようになるかも?知れませんよ。
【親子で笑顔&音楽の時間】失敗も笑いに変わる練習タイム
練習して頑張っている姿を一番よく見ているのは、家族の皆さん。大勢の人の前で披露する前に、先に聞かせてもらいましょう。
お子さんも最初はお父さん、お母さんに聞かせたい!って思っているはずだよ。
【子供が先生役】一緒に演奏する楽しさ
親御さんもピアノが挑戦!親子で楽しむためには、まず一緒に演奏することです。
親が生徒役になって、わざと間違えたりすると、子供は「教える」立場になり自信がつきます。「お母さん、ここ違うよ!」と指摘されても、ここは生徒役になって先生の言う通りにしましょう。笑
言われたらちょっと悔しい気持ちになりますが、嬉しいですよね。お子さんが成長している証拠です。
家族でピアノ演奏会を開催する
月に一度、ミニ発表会=家族演奏会を開きましょう。
どこまで弾けるようになったのか、練習の成果を披露することで、モチベアップと本番のピアノ発表会に向けて良い機会になります。
お客さんは家族だけだから気楽に弾けるけど、でもミスりたくない気持ちもあるし、ちょい緊張感もあるかな?でも度胸試しとして、良い経験になると思うよ!
あくまでこれは、家族だけに披露する演奏会。ここはノーミスや完璧な演奏を目指さず、楽しむのがポイントです。失敗しても大丈夫!たくさん失敗して、本番で良い演奏をしましょう。
【『もう弾きたくない!』と言わせない】子供が続けたくなる練習環境の作り方
【ピアノの練習場所をオシャレに】集中できるピアノ部屋の工夫
ピアノの練習場所は、周りに余計なものを置かず、静かで集中できる場所が理想です。
例えば、リビングの隅や自分の部屋の一角など、ピアノが常に目に入る場所に置くのもアリ。ピアノが見えると、自然と弾きたくなるものです。 (私だけですか?笑)
逆に、家族のテレビタイムに隣で練習するのは避けましょう。ヘッドフォンをするなら可能ですが、思いっ切り音を出していたら「うるさいっ!」と家族の反感を買うかもしれませんからね!
自然とピアノが弾きたくなるような、カワイイ装飾品をつけておくのもアリですよ。
子供をピアノの王様に?集中できるピアノ部屋の整備
練習中は、スマホやテレビをシャットアウト。気を散らすものを遠ざけましょう。
特にスマホは依存症になるくらい困ったアイテム。でもピアノタイムのときだけ、スマホはお母さんが預かるなど、サポートをお願いします。
集中力を高めるために、部屋をキレイに片付けるのも一つの方法。「余計なものは置かず、ピアノだけに集中」の環境を整えると完璧でしょう。
もちろん、ペットのネコちゃんが鍵盤の上を歩くのもご法度ですよ。(私だったら、ネコちゃんと遊んでしまいます。笑)
【時間帯を気にしなくていい】電子ピアノの活用
電子ピアノは、音の調整やヘッドフォンの使用ができるため、時間や場所を選ばずに練習できます。
夜遅くでも、隣の部屋で家族が寝ていても、気兼ねなく練習できるのは大きなメリット。さらに、メトロノーム機能や録音機能もあり、自分の演奏をチェックすることもできます。
大袈裟かも知れないけど、電子ピアノがあれば、自分専用の音楽スタジオが手に入ったようなものだね!
ピアノの練習は、環境作りが鍵。集中できる場所と時間を確保し、電子ピアノを活用することで、練習の質がぐんと上がります。
【子供の自主性はピアノから】音楽の力で自由な冒険者に!
お子さんが将来、自分で物事を決めて行動できるように育てたいと思っているそこのお母さん。ピアノはその人格形成にも役に立っていますよ。
自分でスケジュールを立てる
子供が自分でスケジュールを立てることは、責任感を育てる良い方法です。
物事を決めてこなすことは、自分で考えて行動する思考が高まります。将来、社会人になったとき指示待ち人間にはなりにくいのが特徴ですかね。
ピアノの練習時間を自分で決めると「自分で決めたからやらなきゃ」という気持ちが生まれます。もちろん、最初は親御さんがサポートしてあげてくださいね。
途中、計画倒れになって嫌になることもアリ。そんなときは「もっとゆるく計画を立てたら?」とアドバイスしてくれると、また自分で考えて実行すると思いますよ。
【今日もピアノ弾く!】自主練習の習慣化
当たり前ですが、ピアノが上手くなるコツの1つとして自主練習=毎日の小さな積み重ねが大事になってきます。
コツコツ積み重ねることが苦手な子は、多分ピアノはあっていません。「今日やったから明日はいいや」になると、次の日多分やらない可能性あり。最悪「来週でいっか」とどんどん先延ばしになっていきます。
1日10分でも良いので、毎日ピアノに触れる時間を作りましょう。これを続けることで、自然と練習が習慣化されます。
【監視しないで】親の適度な距離感
親があまりにもガミガミ言い過ぎると、子供はやる気を失ってしまうことがあります。
自分から「ピアノ弾きたい」と思う気持ちにならないと難しいかな。親から「さっさと練習しなさい」と言われると、逆にイラっとして練習しなくなります。反抗して期待に応えないって感じかな。悪循環だね。
適度な距離感を保ちつつ、自分で考えて行動できるように見守ってあげてください。親が「監督」ではなく「サポーター」として関わることで、子供の自主性が育まれます。
今回は、お子さんがピアノを毎日練習するためのコツとして、解説してきました。
ぶっちゃけ、ピアノの練習を毎日続けることは難しいです。私も毎日練習は続きませんでした。。
なので10分でも良いです。10分だけピアノ時間と決め、毎日ピアノに触れる習慣を作ってください。これだけでもだいぶ違います。
お家に帰ったら「あっピアノ弾かなきゃ」と歯磨きやお風呂に入る習慣のように根付いたら、決して難しくありません。
たった10分でまともな練習はできないけど、ピアノに向かって弾く行動が大事。毎日の積み重ねは、将来大きなパワーとなって返ってくるよ。
あまり無理はせず、だけどピアノは毎日弾く。ピアノを楽しむことを1番に考えましょう。ピアノを通じて得られる達成感や喜びは、子供の成長にとって大きな財産となります。
お子さんが快適に毎日練習できるコツはコチラ