練習に熱心はとても良いこと!しかし、ピアノを弾きすぎる腕が痛くなることはよくあります。
原因は変なところに力を入れている、またはヘロヘロなのにやりすぎている。こんな感じです。
痛みの原因を知らないと、症状が悪化する可能性あり。今回は、ピアノ演奏による腕の痛みの原因や予防方法、痛みを軽減するためのストレッチなどについて詳しく解説。
腕の痛みを感じたら、無理をせずに休むことが大切ですよ。
キーポイント【腕が痛くてピアノが弾けない】無理をせず休むこと
ピアノ演奏による腕の痛みの原因とは?
ピアノを演奏する際、腕の痛みを引き起こす主な原因は、長時間の練習や過度な力の使用です。
ピアノの鍵盤を強く叩いたり、指を過度に曲げたりすることで、腕の筋肉や腱に負担がかかります。また、姿勢の悪さや無理な動きもあります。
私の場合は、腕橈骨筋をよく傷めていました。もう痛すぎて弾けなくなるんですよね。ショパンの曲はケガの一歩手前くらいキツイ曲です。
筋肉痛と腱鞘炎の違いとは?
ピアノ演奏でよく痛める原因、筋肉痛と腱鞘炎は、下記の通り
筋肉痛筋肉を過度に使用した結果として起こる痛み。ピアノ演奏中に筋肉が緊張し、繰り返しの動作によって筋肉が疲労します。その結果、筋肉痛が発生します。
腱鞘炎腱鞘と呼ばれる組織の炎症によって引き起こされる痛み。ピアノ演奏中に腕を繰り返し動かすことで、腱鞘に摩擦が生じ、炎症が起こります。
それぞれ症状や原因が違うため、対処方法が異なります。筋肉痛の場合は、十分な休息とストレッチ、腱鞘炎の場合は、炎症を抑えるために休息が重要です。
どちらも痛みが出たら、練習やめること。休まないと回復しません。痛みが続く場合は、専門医に相談することをおすすめします。
ピアノ演奏中に腕が痛くなったらどうするべき?
ピアノ演奏中に腕が痛くなった場合、下記の対処方法を試しましょう。
- 練習を中止する:腕の痛みは初期段階で終わらせること。症状が悪化したらピアノが弾けなくなる可能性あり
- ストレッチをする:手首を回したり、指の運動をする。特に手首が硬いのは要注意
- 姿勢を確認する:背筋を伸ばし、肩や腕の力を抜いて演奏すること。猫背で演奏すると内臓の位置が変わって太りますよ
- 医師に相談する:腕の痛みが長期間続いたり、激しい痛みがある場合は、専門の医師に相談。湿布も方法もあるが、病院に行った方が処置は早い
ちょっと休憩して治っても疲労が残っていたら、蓄積されます。無理は禁物です。
腕の痛みを予防するための方法
腕の痛みを予防するためには、ウォームアップ、姿勢、休憩などが必要です。
- 適切なウォームアップ:ピアノを演奏する前に、腕や手首を十分に温めるためのストレッチを行う。カチコチな状態で弾くのは、ケガの原因になる
- 正しい姿勢の維持:背筋を伸ばし、肩や腕を適切な位置に保つ。手首や指も無理な力を入れないようにする
- 適度な休憩:長時間のピアノ演奏は腕に負担をかけるため、休憩を取ること。腕や手首の疲労を回復させること
あとは筋力アップも大事。ピアノの鍵盤は硬く重いので、力がないと大きな音は出ません。筋力アップするのも、筋肉痛や腱鞘炎にならない対処法です。
大きな音を出したいと思っても、力がなかったら無理してしまう。結果、痛める原因に・・・。上手くならない原因はこんな所もあるかも知れませんね。
ピアノ演奏中に腕の痛みを軽減するためのストレッチ
腕の痛みを軽減するためストレッチは、下記記事をご参考ください。
ヨガや筋トレ、色々ありますがまずはピアノを弾く指、手首、腕が健康であること。ここが大事です。
【休息の重要性】痛みを感じたら休み、手のケアをしよう
「もうちょっと頑張りたい」と気合と根性でピアノが上手くなることもありますが、大事な手を痛めたら意味ありません。
練習曲の変更、または最初から弾かない
個人的ですが、練習している曲があっていない可能性があります。
- 今のレベルではない難曲
- テンポの早い曲
- 長時間練習している
ちょい背伸びしたい気持ちはわかりますが、手が追いつかない曲はまだあっていない証拠。理想の曲はもう少し後でも良いかなと思います。
また難曲をそのまま続行。その前に基礎練習や昔弾いた曲を弾いて、手をよく温めた状態で弾くのもアリ。これなら筋肉も柔らかくなっているので、負担は軽減されるはずです。
休息中でも練習できる方法
それはイメージコントロールです。
- 課題曲を何回もリピートして聴く
- 自分が弾いているイメージを想像する
耳で聴いて覚える。これも練習の1つです。
自分が弾いているのと比較すると、必ず違うところが出てきます。微妙なリズムの違い、楽譜をよく見て解決する手もありますが、耳で覚えて解決する方法もあります。
英語みたいに聴いて覚えるのもピアノの特徴。頭の中にインプットし、演奏でアウトプット。どこが違うのか覚えた耳が教えてくれます。
昔はCDを聴いてよく覚えていましたが、今はアプリの時代。AppleやSpotifyなどがありますが、一番曲数が多いのは、Amazon music unlimited。ここで一度探してみてください。
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演奏ばかりではなく、手のケアを忘れずに。ピアノを弾いていなくても、聴いて覚えることも立派な練習ですよ。
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