ピアノを買ったけど、置く場所が畳の部屋しかない。畳の上に置くことは、音の響きや演奏に与えるメリット、逆に、畳の湿気や耐久性への影響などのデメリットもあります。
キーポイントピアノを畳の上に置くことのメリット
音の響きが豊かになる
ピアノを畳の上に置くことで、音の響きが豊かになります。畳の柔らかさが、ピアノの音をやわらかく包み込み、響きを引き立てます。畳の上で演奏することで、音楽の表現力が豊かになり、より感動的な演奏が可能となります。
演奏時の振動が畳に伝わり、音の響きがより広がる感じ。この振動によって、音が立体的に響き渡り、自分の演奏を弾きながら、良い音色を聴けます。
せっかく弾くなら、自分の耳も質の良い音色を聴きたいですよね。
畳の柔らかさが演奏に良い影響を与える
ピアノを畳の上に置くことで、柔らかな畳の素材が振動を吸収し、音の響きが豊かになります。
- 音の反響:畳は柔らかい素材でできているため、ピアノの音が反響しやすくなる。
- 音色の変化:畳の上では、低音がやや強調される傾向あり。逆に高音域においては、響きがやや柔らかくなることがある。
- 弾き心地の変化:ピアノのキーを押し込む感触が通常よりも柔らかくなる。畳が衝撃を吸収し、キーの反応が少し違って感じる現象あり。
ピアノを畳の上に置くことで、演奏の快適さや音の質を向上させることができます。
マンションで「アップライトピアノ」を使用している場合、地べたに置かない方が良いですね。畳は音を吸収してくれるので、気持ち程度ですが、音を抑えられます。
ピアノを畳の上に置くことのデメリット
畳は湿気に弱い
畳の湿気はピアノに悪影響を与える可能性があります。
湿気が高い環境では、ピアノの木材が膨張し、調律が狂いやすくなることがあります。また、湿気が原因でピアノの部品が錆びたり、カビが生えたりすることもあります。
これらの問題はピアノの音質や耐久性に影響を与える可能性があります。畳の上にピアノを置く場合は、湿気対策をしっかりと行うことが重要です。
畳の湿気対策に役立つアイテムの一部は、下記の通り
- 湿気取り:ピアノの近くに置くことで湿気を抑える効果があり
- 除湿機:ピアノの状態を保つ
- 湿度計:適切な湿度管理ができる
畳の湿気によるピアノへの影響を最小限に抑えることができます。
畳の耐久性への影響
ピアノを畳の上に置くことは、畳の耐久性にも影響を与えます。
畳は柔らかい素材でできているため、ピアノの重さや振動によって畳が沈み込むことがあります。これにより、畳の表面に凹みやへこみが生じることも・・・。ピアノの移動や強い振動によって、畳の繊維が傷つくこともあります。ピアノって重いですからね・・・。
畳の耐久性を保つためには、適切なケアや畳専用のピアノグッズの使用が重要です。
- ピアノ用畳下敷き:ピアノの重さや振動を吸収し、畳の表面を保護。なるべく硬めで厚みのあるものがおすすめ。
- ピアノ用畳カバー:ピアノと畳の間にクッション効果あり。畳の繊維を保護し、ピアノの振動を和らげる役割があります。畳カバーは取り外し可能で、洗濯も可能です。
これらの畳専用のピアノグッズを使用することで、ピアノを畳の上に置く際の畳の耐久性を高めることが可能。適切なケアとグッズの使用によって、長く美しい畳を保つことができます。
畳専用のピアノグッズの紹介
ピアノ用畳下敷き
ピアノの安定性を向上させるために使用される特殊な敷物です。
畳下敷きは、畳の上に敷くことでピアノの安定性を高めるだけでなく、畳の湿気からピアノを保護する役割も果たします。
ピアノの重量を均等に分散、ピアノと畳の間にクッション効果をもたらし、振動や共鳴を抑える役割を果たします。ピアノの安定性や音の響きに良い影響を与えるのが特徴です。
私も、ピアノは畳の部屋に置いていました。畳の上に直に置かず、しっかりした畳下敷きを敷いて設置。ピアノは安定した場所に置かないと、音がおかしくなります。
畳の上にピアノを置く際には、ぜひ畳下敷きの使用を検討してみてください。
ピアノ用畳カバー
ピアノ用畳カバーは、畳の上に敷かれ、畳の汚れや摩耗から保護し、長持ちさせる役割を果たします。
畳の柔らかさを保護し、ピアノの安定性を高める役割を果たします。また、畳の湿気や汚れからピアノを守ることもできます。
畳カバーを使用することで、ピアノと畳の間にさらなる保護層を提供することができます。
ピアノ用畳カバーの特徴- 畳の柔らかさを保護
- ピアノの安定性を高める
- 畳の湿気や汚れから保護
畳専用のピアノ用畳カバーを使用することで、より快適な演奏環境を実現することができます。
電子ピアノの場合は、そこまで重みがないので、畳カバーで充分かも。私は電子ピアノを使っていたとき、畳の上にい草ラグを敷いて置いていました。電気なので、音は変わりません。
個人的ですが、畳カバーはアップライトピアノ(本物)には不向きかも・・・?本物のピアノの場合は、ピアノ用畳下敷きを選択するのがベスト。アップライトピアノ(本物)は、固定重視で畳の上に置くことをおすすめします。