ピアノを学ぶことは、ただ上手に弾けるようになって終わりではありません。
楽譜を見て弾きながら頭を使い、自身の感情や思考を育てることができます。今回は、ピアノを学ぶ本当の意味と、ピアノで得られるさまざまな要素について解説します。
【ピアノで何を学ぶ?】ピアノは弾いて終わりじゃない
【脳科学者もおすすめ】ピアノの力はすごい
脳科学者・澤口俊之先生も「ピアノは脳に良い」とテレビ番組で発言されています。
ピアノは、脳と身体全体を使うトレーニングみたいなもん。とにかく頭をよく使うので、脳に良いと言われるのは当然です!
ピアノが習い事の王道と言われる理由は、「他人からの高評価」や「イメージが良い」ではなく、地頭を鍛えたり、人格形成に大きな影響を与えるからです。
探究心や向上心、記憶力や集中力など、子供の頃から身について欲しい能力をピアノで得ることができます!
ちなみに、努力や粘り、根性も身につきます。意地になって「絶対に弾いてやる!」と思える曲があれば、鬼のように練習するので。笑
クラシックを弾くなら作曲家を覚えること
ピアノを学ぶ上で、クラシックは避けて通れません。ピアノの楽器を使って有名になった人たちは、その後、音楽の教科書として紹介される偉人の方たちです。
クラシック曲を練習すれば、必ず作曲者のことを学びます。その曲がどんな意図で作られたのか、意味や美しさを理解する上で不可欠だからです。
- バッハ:バロック時代の音楽を代表する作曲家。厳格な対位法の美しさを学ぶ
- モーツァルト:古典派音楽の明るさと透明感。表現の幅を広げる
- ベートーヴェン:古典派からロマン派への橋渡し。情熱的な演奏を追求
- ショパン:ロマン派音楽の中でも特にピアノ曲に貢献。技術と表現レベルの高さに挑戦
上記の作曲家を学ぶことで、「ピアノで何を学ぶ?」という問いに対する答えが見えてきます。
時代や作曲家が抱えていた思いや社会背景を知ることで、ただの楽譜を超えた、音楽の理解へとつながります。
なぜその曲を弾きたいのか考える
ピアノを学ぶ上で、直感で「この曲を弾きたい」と思った理由はなんですか?
その曲に惹かれるには、必ず理由があります。モチベーションも高まるのもありますし、きっかけ、感情面で弾きたい理由もあるでしょう。
- 感情的なつながり:感情や思い出深い曲など
- 技術的な挑戦:曲の難易度や新しい技術を学ぶ機会
- 芸術的な鑑賞:作曲家の意図や曲の美しさを理解する
ただ演奏するだけでなく、自分自身の内面と向き合う機会にもなります。
失恋したらカラオケで失恋ソングを歌いたくなるように、ピアノも過去の思い出にのせて、曲を演奏するのが多いかも知れませんね。
ちなみに私は失恋をきっかけに、HYの「366日」を練習して、何回も弾いていました。途中泣きながら弾いていたこともあり。かなり思い出深く残っています。笑
共感してくれた方、ありがとうございます。感情はピアノで吐き出しましょう。楽譜が欲しい方は下記からどうぞ
【持論】ピアノで何を学ぶ?脳を鍛えたら、将来無敵になる・・・かも?
白黒はっきりつけるのがピアノじゃない
ピアノは技術アップだけでなく、感情の表現や楽譜の解釈が求められます。
音楽に正解はありません。自分の感じたことをどう表現するか、ピアノは感情表現力が必要になってきます。
- 自分の性格、思想などを表現する
- 自分の思いや気持ちを伝える力
- 自分だけの演奏スタイルを見つける
感情表現ってそんなに必要?と思うかも知れませんが、ただ難しい曲を自慢のように弾いても、聴いている側は退屈であり、演奏もつまらなくなります。
ここで大切なのは、ピアノを弾いて伝えたい気持ち=内面を表現する精神的な技術です。
ピアノを通じて、自分の感情や考えを聴く方たちに伝えることで、演奏がより深く楽しくなります。
弾きながら作曲者の意図を探る
ピアノを弾くとき、ただ音符を追うだけではなく、どんな気持ちで曲を作ったのか?作曲者の意図を探ることで、ただの演奏から魂を込めた表現へと変わります。
- 作曲者の生い立ちや生涯を学ぶ
- 曲が作られた作曲者の時代背景を、理解する
- 楽曲のテーマなど、なぜそのテーマにしたのか?メッセージを探る
演奏する曲ごとに、作曲者との対話する感じですね。
例えば、HYの「366日」という曲は、仲宗根泉さんが本当の彼氏と別れて書かれた曲と言われています。歌詞をじっくり見てみれば、リアルな失恋ソングとして書かれていることがわかりますよね。
なぜこんな明るい曲、暗い曲にしたのか。それぞれ作曲者の思い、意図が隠されています。それを解読するのも、ピアノを学ぶ1つです。
【漢字・計算ドリルよりもピアノ】脳トレはピアノが一番効率が良い
ピアノは音楽だけじゃない。人間性を育てる役割もある
ピアノはただ音楽を演奏する技術だけでなく、人間性も大きく成長します。ピアノを通じて、忍耐力や集中力、感情表現の豊かさなど、将来に身につけて損はない重要なスキルばかりです。
ピアノで人間性の成長を促す要素- 忍耐力:長時間の練習を通じて培われる
- 集中力:楽譜を読み解き、手と目を動かし1点集中
- 感情表現:音楽で自分の感情を表現し、理解する能力
上記のスキルは、日常生活や将来の職業において役立ちます。ピアノを学ぶことは、楽器を演奏する以上の価値を持っています。
私だったら長時間、同じ作業をこなすことが好きです。あと、1人でできる仕事も苦にならないかも!色んなアイデアが浮かんでどんどんやってみたくなるんですよね♪
ピアノを学ぶことは、楽器を弾く技術を身につけるだけでなく、それ以上の意味を持ちます。
- 作曲家の背景や意図を理解する
- 自分自身の感情や考えを音楽を通して表現する
- 人間性を育てる
上記につながります。
ピアノって本当に頭を使う楽器なんですよね。楽譜を読む、ピアノを弾く、作曲者の意図を探るなど。つまり、読解、弾く、解読するって感じです。
ピアノを学んで得られるものは、たくさんあります。一生涯を通じての貴重な財産となるでしょう。
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