ピアノをやっている人で少し変わった特徴があります。
それは「音」です。音が常に気になるのです。音楽、雑音、人の声など、音に反応する癖があります。
好きな歌手の音楽を聴くとき「歌詞がいい」との理由で聴くと思いますが、私は違います。歌詞は特に興味ありません。メロディーを優先に聴くのです。
まだピアノを始めたことがない方、これはピアノを始めると出てくる才能です。ピアノを弾いていると、ピアノの音色を中心に日常の音を「ドレミで例えるとどの音か?」と考えてしまうのです。
【ピアノの特殊な才能】ピアノの才能を持つ人の特徴
【ピアノやっている人の特徴】手は細く長い
ピアノを弾くは、細くて長い手だと言われます。
鍵盤を広範囲にわたって素早く動かすため、指がしっかりして細マッチョになるのです。まぁ確かに太い人はいません。笑
かと言って、手が太いからピアノが弾けないわけではありません。手の大きさや形状に関係なく上手にピアノを弾くためのコツはあります。
- 正しい姿勢と手の形
- しなやかな指の動き
- ピアノの鍵盤との適切なタッチ感
筋トレと一緒です。弾き続けていたら、自然とピアノを弾くような細い手になります。
ピアノの音色に養われ、雑音に敏感になる
ピアノをやっている人にとって、日常生活の音が敏感に反応してしまいます。
ちょっとした足音やスズメの鳴き声にも敏感に反応。気にせずにやり過ごすことができないんですよね。もうクセになっています。
おかげで静かな環境がないと落ち着きません。まぁピアノを弾くときは落ちついた環境がベストなので、その雰囲気や音色が当たり前になってしまったのかもしれません。
ですがメリットもあります。音に敏感になると音楽の細部まで聞き取ることができ、演奏における微妙なニュアンスを表現することができます。
なので雑音に敏感なのは才能です。その才能を大切に育てるべきですよ。
メロディーの音に敏感
ピアノを演奏する人は、映画の主題歌やCMに流れているメロディーに対し、どのように表現されているかを瞬時に感じ取ります。この感受性は、表現力を鍛えることに役立つのです。
メロディーを正確に再現し、その音色や表現にこだわります。その音を拾ってピアノで再現。いわゆる耳コピですね。
一度聴いた音を忘れないのは、「敏感だから音をよく聴いている」のもあります。
長年ピアノをやっていると、頭の中でどの音かを整理してからピアノで弾く。こんな感じですね。ピアノをやっている人しかできない才能です。
【ピアノの特殊な才能】ピアノの才能を活かす方法
【才能を活かすには練習しかない】ピアノ練習の重要性
才能を活かすには練習しないと発揮しません。
練習と同時に継続も大事。毎日10〜30分、少しずつでも練習することで、指の動きやピアノ基礎の理解が深まります。集中力も鍛えられると、演奏中のミスも減らすことができます。
「今月までに00をやる!」と目標を宣言して取り組むのもアリです。
- 特定の曲を完璧に弾けるようにする
- テクニックが必要な速い曲に挑戦する
- 簡単な目標をいくつか設定することでモチベーションを高める
毎回同じような練習をするとつまらなくなるので、楽しみながら弾きましょう。
自分の好きな曲を弾くのも良いし、YouTubeでピアニストの演奏を聴いて、モチベーションを保つのもアリだよ。あと、休憩も忘れずに!身体もそうだけど、手にも休息を与えることも必要だよ。
ただ練習時間を長くするだけではなく、苦手部分やわからないことは、ピアノの先生にアドバイスをもらうこともおすすめ。ピアノの先生やレッスンを通じて、ピアノの基礎や本質を学ぶと上達スピードも上がりますよ。
【単調な練習はつまらない】独自のアレンジや作曲をしてみる
既存の曲を、個人的に感じたメロディーにアレンジすることも才能を磨く手段となります。
- 自分の頭の中で思い描いているメロディーに変えてみる
- 「ドレミ」の組み合わせで音の理解がわかってくる
- 気分転換にもなり、ピアノを弾きたい気持ちが消えなくなる
まず楽譜を購入し、音がわかったらその音をベースにして、自分なりにアレンジしてみるのです。これけっこう楽しいですし、気分もルンルン♪になりますよ。
自分自身で作曲することも、良い勉強になります。ここは才能がないとか関係ありません。自分の感情やイメージを表現することで、ピアノの感性を磨くのです。
演奏会などで間違ってしまったとき、アレンジしてやり過ごす手もあります。そうすれば間違っても演奏が止まらないので、こんな時アレンジする能力を持っていると便利ですよ。
ピアノをやっていると細マッチョのように、手は細く長くなります。そして耳が養われ、雑音に敏感になり、メロディーのアレンジも可能です。
良い音を聴くと、無意識に良い音楽を聴きたいと思えるようになります。ピアノはそのスタートラインです!